2019年9月アーカイブ

井の中の蛙

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先日、本場の四川の「火鍋」を食べる機会があった。

ココイチの5辛はまあ普通、蒙古タンメンの「北極」もいけると、辛いものは比較的強いと自負していたが、全く自分のふがいなさを思い知らされた。

予想はしていたが、出てきた直径60cmほどの鍋は、ラー油一色!

なみなみと注がれたラー油に何も加えず何も引かず、いさぎよい。さあ、喰えるものなら喰ってみろと、鍋が笑っているように見える。

 

これだけで、辛いのものが苦手の人は、戦意喪失。しかし、辛さ岡山県代表(非公認)。

最強の世界チャンピョンに立ち向かう若い挑戦の如く、サノスに立ち向かうアベンジャーズのように、やる気満々。

火をかけて、グツグツ煮込むと大分県の血の池地獄を彷彿させる。先制攻撃、沸き立つラー油のせいか、目が痛くなる。

沸騰した地獄鍋に、肉や魚貝類を入れて、更に待つこと約2分。

 

いよいよ勝負の時は来た。ラー油の濃さで底が見えない中、闇鍋の如く、具をすくってお椀に入れ、見事にオレンジ色に変わった牛肉らしきものを、ラー油の滴るまま喰らい付く。

「うえっ!辛い。ホントに辛い!」

この一口で舌の感覚が麻痺し、体温が上がり、涙が出て、セキこむ。

八角、山椒、唐辛子連合の強烈パンチ。これは、日本人がまだ得意とするからしやワサビの辛さとは全く違う。

そして、5秒後に口の中に第二の波が来た。水、水、水!

水も見事にラー油味。

日本代表(非公認)、体制を整えて、再度チャレンジ!肉片を口に、

「うえっ辛い!」身体が拒否しているように、咳が止まらない。

これは、想像をはるかに超えている。

もうギブアップ寸前。

水を流し込みながら、今までの戦い(と言っても一ラウンドが始まって数十秒)を振り返る。

ほとんど辛さ以外の味覚は、オフとなっている中、山中のソフトバンクの如く、わずかにつながっている程度のうまみセンサーが稼働して、かすかにうまい。

最初に言ったが、もともと辛いものは好きで、更に腹も減っている。

リングに戻り、牛肉以外にイカとか、鶏肉、豚など試すが、みごとに同じ味。カレーの中の具みたいなもの。

「では」と、体制を整えようと、口直しに野菜を鍋に入れる。春菊や菜っ葉類。オレンジの鍋に鮮やかな緑が加わって色的には、キレイ!

さあ、食べよう。

辛さを和らげるため春菊を口いっぱいに、ほうばった!

即死!

今まで人生で食べた食事が走馬灯のように思い出される。

その中でダントツ一位に辛い!辛いという表現では、例えようがない。「痛い」も通り越している。あえて表現するなら「危ない」

(後で聞いたが、青野菜類は、ラー油スープがしみこむので肉の何倍も辛くなる)

一瞬で口から出したが、口の中だけではなく、頭からつま先まで辛さウイルスが一瞬で広がった感じ。

涙が止まらず、セキも止まらず、薄れゆく記憶の中で、周りを見ると中国人らしき家族の小学校低学年くらいの子供が、地獄鍋を表情一つ変えずに食べている。

「ああ、いままで、自分はなんて奢っていたのだろう。」

自分が、辛さに強いと思っていたのを速攻で取り消します。自分は本当に「井の中の蛙」でした。反省します!!

 

本場火鍋を食べて良かった!人に乗せられたり、褒められたりして、調子に乗った時には、本場の火鍋を食おう!そして自分の奢りを洗い流そう!人生の新たな師に出会った気がした。

 

今回の教訓「「つらい」と「からい」は、同じ漢字で「辛い」である。人生は、大変つらい時も、大変からい時も、同じように大きな学びがある。」

 

おまけ1 先日 ZOZOがヤフーに買収され前澤社長が2400億円ほど手にするというニュースが、日本中を駆け巡った時。飲んでいた友人らと考えた2400億円の価値。

この答えでその人の価値観が分かる。「あなたは、2400億円もらえるとしたら、あなたの大切な物、どこまで、何を捨てられますか?」

 

おまけ2

「凪のお暇」見ています。いい人、合わせる人がしわ寄せをくらうシーン続出で、非常に辛い。幸せに対する価値観、プライスレスとは?を毎回、考えさせらされる。

それにしても、黒木華は、上手い!「重版出来」でも激しく上手いと感心したが、めちゃくちゃ抑えた演技で、存在感が凄い。スーツで言うと無地の紺色で一件地味ながら、スーパー140という超繊細な糸で、何物にも負けない存在感を放っているよう!

はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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