2020年6月アーカイブ

コロナで考えた事2

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どんな時代でも変わらない事を前回書いたが、もちろんコロナ以前の世界とは大きく変わったものも多い。そして、その変わる時代において我々は、二度と戻らない時間の中で多くのものを失った。

イベントだけでも2020年度の東京オリンピック、入学式、卒業式、春夏の甲子園大会など、枚挙にいとまがない。

一方、この騒ぎによる甚大な「マイナス」の中、それだけでは終わらせないと多くの人が考え、実行し、「プラス」の事を生んでいった。

テレワークから始まり、zoom等による会議や商談。

これで初めて気づいた! 今まで、どれだけの時間やコストを出張の移動のためにロスをしてきたのか?これで、自粛解禁後もその無駄を今後も激減していくだろう。さらに自粛の中、モバイル飲み会なるものもはやり、同窓会などリアルの時より出席率が多くなったと聞く。

医療現場では、防護服の代わりとしてカッパを代用品にしたり、そして飲食業界では、ミシュラン3つ星までもテイクアウト、デリバリー、そしてワインや食材などの販売も行った。

全員が制約の中で、それでも人生を楽しむために知恵を働かせ、工夫をし、プラスを生み出していった。

もちろん、我々の企業も、時代に合った新しい商品、接客の仕方、そしてビジネスモデルさえも変えるように努力を重ねている。

これらの事は、必ずアフターと言われる時代において、大きなプラスになると思う。

人間は、どんな苦境の時でも知恵を働かせ、マイナスをプラスに変えることが出来る。人間礼賛!人間万歳!

マイナスだけでは終わらない。これも今回の大きな収穫である。

 

今回の学び「緊急事態宣言の際、決して時が止まっていたのではなく、むしろ次の時代に時間が早回りしたのかもしれない。」

 

おまけ1 

今年にやられたらやり返す、倍返しの「半沢直樹」の復活はタイムリー過ぎる!


おまけ2 

コロナ禍において、多くの小売、レストランが廃業、閉店に追いやられている。こういった中、「ぜひ残ってもらいたレストラン」を思い浮かべてみると、もちろんあれが食べたいと思う一品も大切だが、絶対にもう一度!と懇願するレストランに共通するのは、そのホスピタリティ!美味しい料理を食べたいというより、あのおじさん、あのおばさん、あるいはあのサービスの人に会いたいと思う。やはり最後の最後は、人と人との触れ合いと思う。

コロナで考えた事1

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「今、医療従事者はみんな、死の危険にさらされながら、見えない敵と最前線で戦っている。何の武器も持たずに。」と僕の知り合いの病院長から聞いた。

上記の言葉に続けて、

「戦場では普通、軍医らは軍隊に守られながら、安全地帯で負傷兵を治療する。しかし今回の場合は逆だ。一番戦場の近くで無防備で戦っているのが現状です。」

その言葉を聞いて、思わず頭が下がった。

 

バンクシーが新作で、表現している。「バットマンやスパイダーマンの代わりに今のヒーローは医療従事者だ。」と。

 

我々小売業をはじめ、飲食業、サービス業、さらには公共機関など様々な現場において、スタッフは、毎日不特定多数の人と接しています。

企業は、会社を存続させるためには店を開けなければなりません。それが社員の生活を守る事ためにも必要な事である一方、社員の安全、健康のリスクも発生します。

非常に厳しい決断です。

実際、我々の会社では、店を開ける開けないの判断は、本部からの指示ではなく現場の店長、スタッフの自由意思に任せています。その中で、店を開けると決断して営業を継続してくれている多くのスタッフに、胸が熱くなります。

我々幹部は、そんなスタッフに、マスクや消毒液を提供したり、わずかながら感謝金を渡したり、あるいは店回りの時に感謝の言葉とお菓子や飲み物などの差し入れを持っていくことしか出来ません。

 

新型コロナウィルスが、日本そして世界に広がって数か月、我々の生活や価値観は大きく変わりました。

しかし、いつの時代でも変わらない事があります。それは、どんな時代でも、自分の身を犠牲にしてでも誰かを守るために戦う人がいるという事。患者を守るため、家族を守るため、お客様の利便性を守るために、戦う。

彼らこそ、ヒーローです。ヒーローに心より感謝します。ありがとう!

 

今回の学び「目に見えない敵と戦う時、目に見えない勇気が最大の武器となる。」

 

おまけ1 緊急事態宣言の最中、ユーチューブで多くの人たちが「レ・ミゼラブル」の「民衆の歌」をカバーしアップした。彼らもフランス革命時においての自らを犠牲にして戦ったヒーローたちである。
はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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