2013年3月アーカイブ

上海2号店オープン

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先日(1月12日)に続き、上海2号店が(1月26日)にオープンしました。

1号店は(以前ブログにも書きました)ショッピングセンター内でしたが、この2号店は路面店に

出ました。

 場所は、南京東路。(上海ご旅行の際は、ぜひお立ち寄りください。アップルストアやザラの近く

です。)

 オープンして、多くの方が「奇跡の出店だね!」とありがたいことを言ってくれます。

上海に詳しければ詳しい人ほど、「どうやったの!」と。

何が奇跡かと言えば、ズバリ場所なんです。

 

出店した南京東路は、中国の地方の方々が、上京?(というより上上?上海?)とにかく、上海に

来たときには必ず立ち寄る場所。日本で言うと銀座のど真ん中。という場所です。

ここの商業エリアは、ほとんどが政府系の不動産管理で、お金の問題ではなく、単なるコネでも

なく、そうとう「何か」ない限りこの路面店は、出せないとのこと。それが中国で実績もなければ、

出店活動も短期間の企業が出れるはずがない。と。

 ましてや、これが決まったのが、日中問題がガタガタしていた時。

「日本の企業がありえない。どうやって、こんな場所に出店できたの?」と不思議そうな目で

尋ねられます。

 その時、私は答えに戸惑って・・・「ご縁です。」と答えます。

本当で、この出店は、多くの人の真心とご縁が数珠かわらしべ長者のように、繋がって出店出来た

のです。そして、その元をたどれば、上海万博までさかのぼります。もう少し言うと、更にその前前

まで・・・。

 

出店が決まってふと思うのは、日本人とか、中国人とかそういった問題ではなく、世界中思いやりの

心は誰でも持っていて、ふとしたきっかけでそれが数珠の様に繋がり、大きな形となっていく。

(何かオバマ大統領のようなことを言っていますが)

当社も60年ほど商売をさせていただいてきて、そういった事の積み重ねでした。それが、

今回国境を越えて中国で、様々な方の思いやりを改めて知った二号店の開店でした。

 

私たちが、いただいた大きな大きな思いやりの数々を中国の方々に少しでも多くお返しする。

それを思いっきり、やり遂げる。思いっきりやり遂げる。思いっきり・・・やり遂げる。

思い・・・きり・・・やり・・とげる。思い(きり)やり(とげる)。思いやり!

そう、「思いっきりやり遂げる」事が、「思いやり」に戻る。・・ちょっと苦しかったですか(笑)

本当にいろいろな方々にお世話になりました。これからです。一つ一つお返ししていきます。

ありがとう。ありがとう。

 

/治山

 

日本の細やかな「おもてなし」

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特に、JAL、ANA贔屓ではないが、最近、中国の航空会社の飛行機に乗ることも増えてきて、

いろいろとJAL、ANAの日本的な細やかさが目に留まるようになりました。

 

その一

 気流の悪い所を飛行中に、機体が大きく揺れ、乗客の顔に少し緊張が走りました。

 その時の機内アナウンス。 

 以前乗った中国の飛行機では、「当機はただ今気流の悪い所を、飛行中です。みなさま

 シートベルトをお締め頂き、お手洗いの使用は控えていただきますよう、お願いいたします。」

 決して悪くない。

 ただ、これがJAL、ANAだと一味違う。

 何が違うかと言えば、たいていこれに一言付け加わる。

 「揺れましても、飛行の安全には一切関係ございませんので、ご安心下さい。」と。

 

 実は、(私も含めて)乗客はこの一言が一番聞きたい。たとえ、やばい状態(笑)でもこの一言で

 安心することができる。

 

その二

 なぜか僕が乗る中国系は、食事が先に出て、飲み物が後から出る。もちろん食事のトレイには

 小さな水がついてあるが、まず何か飲み物を飲んでから食事がいいなぁと思う。

 JAL、ANA(そればかりではなく、普通の航空会社は飲み物、食事の順番だと思うが・・・。)

 それプラス、以前 国内朝一便に乗る際、空港でおにぎりを買って、離陸早々に食らいついて

 いたら、CAが気付いてくれて「お茶をご用意しましょうか?」さりげない気遣い。

 私がもう20年位歳を取っていたら、「ぜひうちの息子の嫁に」と言っちゃってるかもしれません(笑)

 

その三

 ことしの正月(元日)に、JALに乗ったらトイレの流し台の上に、大空に舞いあがる二羽の白鳥の

 絵ハガキが飾ってあった。

 そこにはメッセージが手書きで書かれていて。

  「新年 明けましておめでとうございます。大きく羽ばたく、素敵な一年でありますように・・・。」

/治山

 

おまけ:中国系の飛行機で、CAが食事をサーブしていた時、メインディッシュの器(よくある銀紙の

     カバーの容器の温かいもの)が僕と隣の乗客の間の床にドスンと落ちた。

     「うちゃっ、どうするのかな?」と見ていたら、それを拾って、何事もなかったように、お皿に

     乗せて、次の席の乗客に差し出した。銀紙のカバーがあって中身は漏れなかったようだが

     ・・・。うーむ飛行の安全も去ることながら、食の安全もお願いします(涙)

 

 

中国進出!

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1月に 中国1号店がオープンいたしました!(ちなみに海外1号店は、20年ほど前にパリ店を

出しております。)

「この一歩は、小さな一歩だが、我々の会社にとっては、大きな一歩になるであろう。」

(BY ハールストロング)

 

 場所は上海、美羅城ショッピングセンター内、中国にお出かけの際はぜひお立ち寄りください。

 

さあ、中国に進出するぞ!と宣言してから、苦節2年。日中のスタッフ全員が本当に良くやって

くれました。(涙)言葉も文化も越えて、最後はやる気だけで大きなハードルを越えてくれました。

オープンまで、「ありえへんやろう。」と思わず関西弁を口に出すようなトラブルが、毎日のように

起こりました。

「信じた私が馬鹿だった。」場末の飲み屋で聞くようなセリフも幾度となく(涙)

 

それでも、「中国に真のスーツ文化を伝えていく。」このミッションに燃えた、はるやま版ザビエルたち

は、(どのスタッフも、まだ頭は薄くなっていません(笑))

約二年前、長崎じゃない上海の地に降り立ちました。

カステラの代わりに、大福を食べ、首には、十字架の代わりにネクタイを巻き。聖書の代わりに会社

案内を持ち、布教活動を始めました。

 

幕府の迫害(ダメ出し!強制命令!)や文化の違いの洗礼を受けながらも、今回、上海に布教活動

の拠点を築きました。

 

出来上がった教会じゃない「お店」は本当に素晴らしい出来でした。中国の方がたも絶賛です!

現地の業者とケンケンがくがく、何度もやり直して、つばを飛ばす議論を繰り返す毎日。何度も

オープンはあきらめかけました。しかし、最後はお互いのがっちりしたチームワークでもって完成

しました。(涙)

 

そして1月12日、オープン。

上海48も駆け付けてくれて、大イベント。私も大観衆の前で、中国語でスピーチをしました。

ほとんど通じていないと思いますが(苦笑)

ホント中国語は難しい。正直、自分の名前さえきちっと発音できません(汗)

 

さて、これからが本番です。中国にスーツ文化を根付かせることが出来るか?そして、我々が、

のちの世の歴史の人になれるかどうか?それは、これからの活動に全てかかっていると思います。

スーツの文化は、もちろん欧米で生まれましたが、日本で大きく進化したと思っています。

今 日本で売っている商品は、世界最高レベルと自負しています。

アジア人の為のスーツ。日本の技術、日本の品質、そして日本のデザインを日本式の接客で売る。

ワクワクします。血が騒ぎます。

文化を作る為、歴史をつくるために私たちの中国進出がスタートしました。

 

日本人のスタッフと、そして中国のスタッフが力を合わせて、中国の人たちにとっても多くの

メリットがあり、地域にとって必要な店になるための戦いがスタートしました。

乞うご期待あれ!!

つづく!(笑)

 

/治山

3月11日の想い

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また、この日(3月11日)がやってきました。

さまざまな想いがよぎってきます。

そしてまた、この時期は卒業式のシーズンでもあります。

 

両方ともに、多くの別れがあります。

僕自身も多くの別れを経て、ここまで育ってきました。

ただ、亡くなった方も含めて、学生時代・商社時代・さらには今の会社で出会い、

別れた友人たちとは、いつも心が繋がっている気がします。

 

先日、3月11日に震災で亡くなった方のご家族にお会いしてきました。ようやく笑顔で

想い出話が出来るようになりました。話題が出るたびに遺影を見て、懐かしく、心の

中で彼に語りかけました。その瞬間、その笑顔の写真の彼と会話をしている気が

しました。

 

友人にしても、最近は、お互い忙しくなってなかなか会えずにいます。

ここでも不思議なことに、そんな友人らと10年、時には何十年ぶりに会っても、

ずっと一緒にいた時のように会話が弾み、笑顔が飛び交います。

たとえそれが(お互い忙しくて)年賀状一つ交わしていない友であっても。

 

商社の時の友人たちは、今は世界中に散らばっています。

そんな彼らと現地で久しぶりに再会し、そして酒を飲みあう。時間も空間も越えて

友情を温める。「友よ遠方より来たる、また楽しからずや。」と言ったところで

しょうか?

 

今我々のお店にも、卒業式を終えて新しい学校や社会に出る方が多く来店されます。

みなさん、友と別れる寂しさと、そして新しい生活への期待を胸に秘めている気が

します。

 

みなさんは確実に、新しい生活で新しい友達と出会います。中にはこれから何十年も

付き合っていく友とも出会うでしょう。

我々の仕事は、新生活がより良いスタートになるようにお手伝いすること。そして、

一生の友を見つける最初のセレモニー(入学式、入社式)に、わずかですが後押し

する事です。

 

人は見た目が9割と言われます。これは就活に限ったことではなく、入学式、入社式

でも同じです。

自分に自信を持った方が、一歩が積極的に出ます。全然知らない人たちに、ほんの

ちょっとの勇気で声を掛ける、そのお手伝いが出来ると思っています。

 

新大学生になられる方々が、スーツを着て試着室のカーテンを開けた瞬間、初めて

息子、娘のスーツ姿を見るお母さん、お父さんは決まって複雑な視線でわが子を

見ます。

これは、結婚式の花嫁姿を見る親御さんの視線に近いかもしれません。

いつの間にか大人になった息子、娘。そして自分の下から一歩旅立とうとする息子、

娘。誇らしいような、寂しいような、そんな親御さんの視線に多く立ち合います。

ここにも一つの別れがあります。

 

いろいろな別れがあり、そして出会いがある。ただ、その別れは決して永遠のもの

ではなく、結局は心ではつながっている。

一方、新しい出会いで新しいつながりが生まれる。

私自身を振り返っても、友人たちは、私の人生を太く、濃く、色鮮やかにしてくれ

ました。

 

さあ、フレッシュマンのみなさん、新しい友を見つけて新しい人生を刻んでいき

ましょう。

私たち、スタッフ全員が、店から買い物袋を持って出て行かれる家族の皆さんに、

手を合わせて「よりよいスタートを心から祈っています。」と心の中で

小さくささやいています。

これから、ずっとお幸せに!

 

はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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