haruyama: 2018年7月アーカイブ

日常の恐怖6

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実際、この本に出てくる「足利事件」(実話)ではそうだった。「冤罪」だった男性

は無実の罪で17年以上の間、刑務所に閉じ込められた。これは怖い。

 

そこに現れたのが異質な一人の記者。 清水 潔!

彼が、冤罪を証明しなかったら、この方は、多分刑務所で人生を終える事になっていただろう。怖い!

この清水 潔氏が凄いのは、警察、検察が大組織で捜査し逮捕した人を、何年もたった後に、ひっくり返して無罪にしたという事である。普通であれば考えられない。

さらに驚くべきは、警察機関が総動員してあげられない(連続幼女誘拐)の容疑者をほぼ一人で突き止めることだ!信じられない!

 

ドラマではあり得るかも知らないが、現実問題として警察も検察も適当な捜査ではなく徹底的に証拠を固めて、起訴に持ち込んでいると思う。

それを民間の一記者がひっくり返す。

「そんなこと、ありえる?」と言っても事実だからしょうがない。長い間迷宮入りとなっている連続幼女誘拐殺人事件の容疑者を追い詰めるあたり名探偵並みの推理である。

これが、読み物としても下手な小説より圧倒的に面白い。

この本の凄いところは全て事実であり。この清水 潔氏の行動力である。

 

しかし、この本で清水 潔氏が訴えたかったのは、以前の本「桶川ストーカー殺人事件 遺言」と同様、日常に潜む恐怖であり。本来頼るべきものが、敵に回った時のさらなる恐怖である。

 

繰り返し言うが、我々はこの2冊を読むべきである。

 

つづく。

はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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