haruyama: 2019年6月アーカイブ

大仏 シャンシャン

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知人が、「癒やされるぅ」と言って、よくシャンシャンの動画を送ってくれる。最初は何気なく見ていたが、何度か見ているうちにホント「癒やされるぅ」

 

シャンシャンの魅力は、なんといっても幼児とおっさんの両面を持っている事!

小さい時にシンシン(母親)の後を常に離れず、トコトコと愛らしく追いかけたり、飼育員の人の足に両手でしがみついて離そうとしないしぐさは、まさに幼児。かわいいの一言!

一方、最近の木に寄りかかりデーンと座する姿は、浴衣姿で座椅子に腰かけて、ナイター中継を見ている昭和のオヤジそのもの。もしくは、相撲部屋の親方。貫禄十分、ごっつさんです!

食事の姿も、笹の枝をわしづかみにして、満足するまで食べ続ける。その姿を見ていると幼稚園児が棒飴をしゃぶっているようにも見えるし、おっさんがするめに噛みちぎっているようにも見える。シャンシャンの片方の手にワンカップの酒がないのが物足らないくらいである(笑)

寝ている姿も天下泰平。面白いのは、幼児が鉄棒の前回りの途中で、おなかを鉄棒に掛けたように身体を2つ折りにして寝る。落っこちないかと見ている我々がハラハラするが、本人は無防備、無頓着。その姿は熟睡している赤ん坊だし、酔っぱらいオヤジが、着替えもせずにそのまま死んだように眠る姿に似ている。

 

話は、全く変わるが「般若心境」というものがある。一時、写経会等でブームとなったあれである。文字数260時余りのおそらく最少文字数の経典の一つ。

ルーツは、かの有名な西遊記の三蔵法師がインドから持ち帰ったありがたい経典と言われている。

この基本的な教えは、「色即是空 空疎是色」

超訳すれば「世の中には、絶対や永遠といったものはない。だから物事に固執するのは、愚かな事。世の中の形あるものは、実体のないものであり、逆に実体のないものにこそ本質がある。」といった意味だそうだ。

 

さらに本文を読み解くと

(我々みんな)赤ちゃんの頃

見える世界は、光り輝いていた。

花々や風の流れを楽しみ、そして口に入れるものは全てが美味だった。

夜は、死んだように眠り、朝起きると日々新しい人生や発見に感動した。

しかし、大人になるにつれ

多くの悩みを持ち、恐れ、不安、後悔に震えながら、現実に目を背けている。

しかし、目を見開き周りをみた時に、結局恐れるものは何もなかった事にきづく。

見えないものに怯えていたのは、利害、妄想、憎しみ、金などに惑わされた結果であり、

損得、勝ち負け、焦り、くだらない自尊心で判断していたからである。

その一切合切捨てた時に、人々は自由になれる。そして真の人になれる

 

と、書かれている(超訳をさらに「治山流」に、解釈しているので誤訳もあると思いますが)と読んだあと、はたと気づいた。

 

これってシャンシャンの生き方じゃないか!

堂々として、誰も恐れず、何も気にせず、眠たい時に寝て、起きたい時の起き、腹がへれば、一杯になるまでササを食べ続ける。決して慌てず、急がない。

 

夜は、死んだように眠り、朝起きると日々新しい人生や発見に感動した。

しかし、大人になるにつれ多くの悩みを持ち、恐れ、不安、後悔に震えながら、現実に目を背けている。

しかし、目を見開き周りをみた時に、結局恐れるものは何もなかった事にきづく。

見えないものに怯えていたのは、利害、妄想、憎しみ、金などに惑わされた結果であり、

損得、勝ち負け、焦り、くだらない自尊心で判断していたからである。

その一切合切捨てた時に、人々は自由になれる。そして真の人になれる

 

見える世界は、光り輝いて、

花々や風の流れを楽しみ、そして口に入れるものは全てが美味だった。

夜は死んだように眠り、朝起きると日々新しい人生や驚きに感動した。

悩みのなければ、恐れ、不安、後悔もない。

利害、妄想、憎しみ、金などにどこ吹く風である。

あるいは、損得、勝ち負け、焦り、くだらない自尊心もない。

自由に生きる。本当に生きる。

 

だから、我々を含め日本の全員が、彼のしぐさに癒やされるのかもしれない

シャンシャンは、この閉塞的な日本、世界をいやすために生まれた、大仏かもしれない。

日本にいるのも、残り1年くらいと聞く。一度日本にいる間に、シャンシャン巡礼をしたいものである。

 

おまけ1

日本に最初にパンダを持ってきたのも、モナ・リザを持ってきたのも田中角栄である。どこまで凄いんだ、この人は!

 

おまけ2

飛行機で、寝ていて着陸間際に目が覚めて、隣を何気に見ると若い女性がこっちを見て、満面の笑みで見ていた。なんで僕の顔を見て笑う?おもわず背筋が凍った。よく見ると耳にイヤホン。なにか面白い音楽でも聴いていたのであろうか?

 

今回の学び「白でもなく黒でもない、両方備わっているからパンダ、世の中もおなじなんだなぁ」「空気なんか読めない。空気には、文字もなければ、文字もない。見えない物を見ようとするから疲れる。力を抜いて空気を身体に取り込むのが正解」

決断3 30年ぶりの再会

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先日、以前いた会社の同期会があった。平成元年入社なので今年で30年、つまり30周年記念同期会であった。

30年前に、この会社で働こうと同じ「決断」をしたメンバーである。

 

9割ほどのメンバーが集まり、(まさに奇跡的)この上なく盛り上がった。

商社だけに、海外の同期からのビデオレターも、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、中東と、まるで全世界中継のように、各国から届いた。

 

幹事たちが忙しい仕事時間を削って、さまざまな志向を凝らして、懐かしく、そして商社らしく少し下品な(笑)イベントで爆笑し、沸いた。

1次会、2次会、3次会・・といくら時間があっても、尽きない話で誰も帰りたくない、帰ろうとしない贅沢な時間を過ごすことが出来た。

 

実際、僕がこの会社に在籍したのは、5年間のみ。そのうち3年が海外なので実質的に、同期とは、2年しか時間を共にしていない。ましてや大阪と東京のダブル本社だったので、数回しか会ったことがない者もいる。

しかし幾多の研修や、寮生活で24時間苦楽を共にして、ほぼ全員が心から許しあえる友だった。何十年かぶりに会っても、全く変わらずお互いくだらない冗談を交えて、肩をたたきあえる。

当時の全ての思い出が年を経た分だけ、熟成ワインのように、より深く甘く、まろやかになった気がする。

 

30年間、会っていない間に、彼らも数多くの「決断」をしてきたのだろう。楽しい「決断」も辛い「決断」もあったと思う。その分だけ前進し、経験も年齢も、体重やしわが増え、そして人間としての深みが増した。

 

何十年かぶりに再会した友と交友を深めながら、本当にこの会社で働こうという「決断」をして良かった、このメンバーと出会えて良かった。

 

「決断」は、すぐに結果が出るものと、長い時間を経て、評価が決まるものがある。

彼らと再会して、そう思った。

 

おまけ:「同窓会でありがちな、昔の面影がみじんもない同期がいた。超絶太り。やつは、物資が少ない最貧国駐在が長かったはず、その国で何を食べていたんだろう?」。

先日来日していたトランプ大統領は、やはり凄いと言わざるを得ない。

何が凄いかというと賛否はともかく、彼は、とにかく「決断」の天才であろう。

TPPの脱退から始まり、中国との貿易戦争、イスラエルの首都移転、北朝鮮・イラン対応など、周り予想と全く反対の事でも平気で決断し、実行していく。

これは前回のブログ的に言うと、(彼自身も含めて)誰もやった事がない事ばかりか、アドバイス出来る人もいない。まさに彼だけで「決断」していると思う。これだけでも凄いが、さらに、とても真似できないと思うのが、人が絡んだ時である。

 

これも前回のブログ的に言うと、右脳系(感覚、感情)は、相手の気持ちを考えたり、風評を気にしていたら判断が鈍り、遅れる。

しかし、彼は躊躇なく「決断」する。

官僚の首のすげ替えも、周囲や相手の感情は意に返さず、圧倒的なスピードで断行する。

国境付近の移民問題の報道でも、悲惨な家族も映し出される。多くの子供たちを抱えて、非常に生存環境の厳しい国から逃れて助けを求めている人たちでさえ、一切考慮しない。

 

圧倒的にドライである。暴君的でもある。これがマスコミの格好の餌食となっている。

しかし、彼は怯まない。強い。

 

日本においても歴史的に偉人とされた人たちは、やはりこの強さを持っていた。

織田信長、秀吉は元より、情に厚いとされた人たちも、(例えば、西郷隆盛、武田信玄、大石内蔵助、渋沢栄一など)「決断」においては強さを持っていた。

 

振り返るに、僕自身まだまだ情に施されて、タイミングを逸する場面もあった。

トランプ大統領を見ながら、新時代は、自分自身を高めて、任された会社を盛り上げていくために、この強さ、この「決断」力を高める必要があると思う今日この頃である。

 

おまけ:ニュースで「中国で世界初の真っ白なパンダが見つかる!」よく見てみたら、白熊そっくり!フェイクニュース?

 

今日の学び:手持ちのトランプで「ドライ」というカードを持っていれば、それは最強の切り札となりえる。

はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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