haruyama: 2019年11月アーカイブ

サクラサクラ

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考えてみると「同期のサクラ」というタイトルは、結構凄い。オリジナルは、もちろん太平洋戦争時代の軍歌だろう。みんなが「見事散る」のでは、悲しすぎる。「見事花を咲かせて」もらいたい。今のところまずいが・・。

 

このドラマは見方を変えると、現代の風刺画だ。

多くの会社や現代社会が抱えている課題の見える化でもある。サクラが、「スー」という合図とともに発言する事は、どれも正論であり、拍手を送りたくなる。一方、誰も正面切って口に出せない事ばかりである。さらに口に出したが最後、「見事散り」かかる。しかし、それに救われている人も多い。サクラは今日も「仲間のために戦っている。」

 

ラグビー日本代表 桜ジャパンに感動した後は、こっちのサクラで日本中が感動する事になるだろう。共通するのは、「仲間のために戦う」姿とその「夢を信じて前進し続ける」姿と思う。

 

このドラマの凄い所は、勧善懲悪ではなく、単純なハッピーエンドではないところだ。

サクラが友人のために動けば動くほど、彼女自身が、左遷され、奈落の底というか「ドブに落とされる。」非常に前向きな彼女自身もこの理不尽さに対して、心が折れそうになるだろう、その時に、彼女は夢を口にする。夢について語り、そして「それだけは、どんな事があっても諦めるわけにはいきません。」で締めくくる。自分を奮い立たせるために。

 

「ドブに落ちても芽のあるやつは、いつか蓮(はちす)の花と咲く」

サクラを見ていると、なぜかフーテンの寅さんが思い出される。狭い世の中には生きづらい真っすぐさ、そして何度失敗しても諦めないのも同じ。

寅さんの妹はサクラ。これを意識してまさかのネーミング?

 

「寅さん」みたいに、路上で行き交う人に一生懸命声をかけて、ビラ配りをしている新入社員らしき女性がいた。まだ、スーツ姿がぎこちない。声を張り上げても、ほぼ全ての人が無視。しかし彼女は怯むことなく、配り続けている。ここにもサクラはいる。頑張れ!そして「見事花を咲かせようじゃないか!」

 

今回の学び「根をはなち 針にさしても咲くものは 春のさくらと若きこころと」


素晴らしい秋のドラマ2本を紹介。

一つは、「同期のサクラ」、そしてもう一本は「まだ結婚できない男」である。

 

以前おまけで、空気を読み過ぎる人々のおかしくも哀しい物語を、最高の空気感で描いた「凪のお暇」を紹介したが、

今回、この2つのドラマの主人公は、真反対!空気を読まない人たちなのだ。ただしタイプは全く違う。

 

サクラの方は、

サクラは、今や死語になったFAXで、実家のおじいちゃん、おばあちゃんとやり取りをする。あるいは、平成初期モノ?と思われるコンパクトカメラをぶら下げて通勤する。

彼女が使っているデジタル以前の機械を見ていると、機械でありながらなぜか人間味があり、懐かしいという不思議な感情が生まれる。デジタル以前という事がミソである。

まさにサクラは、そういったアナログ時代の人間であり、素朴で真っすぐな姿に、理由もなく頑張れ!と応援したくなる。少し前、甲子園で話題となった秋田県立金足農業高校を抱いた気持ち似ている。

サクラの行動は、空気を読まないと選択したものではなく、自然体で空気を読んでいない。

 

一方

結婚できない男の桑野信介は、空気を読まないことを選択し、生きている。

「結婚しない」事も、人間関係は煩わしく、周りを気にしない生き方が最高であるという事から来ている。もっとも、本人は自らの意思で「しない!」と思っているが、実際は「出来ない」のである。

面白いのは、彼が建築家で家を設計しているということ。しかも非常に評価されている。

家というものの本質が内向きであり、外の世界(空気)と中にいる人を遮断するツールであることから、彼の外との空気を遮断して生きる性格が、プラスに働き、天職である。

また、彼の設計した家の評価が高いという事は、現代の多くの人が、煩わしい人間関係を遮断したいという意識がある事を意味する。

 

話を元に戻すと、

そんな「空気を読まない2つのタイプ」を我々は、見て。

共感したり、応援したり、憧れたり、あるいは滑稽と思って苦笑する。

 

2人を見て、桑名信介の方はコメディや諷刺のように素直に笑えるのに、サクラの方は、少し痛く、笑っていても物悲しい。

これを分けるのが、なにか?

たぶん、社内的な地位であり、(世の中に認められた)実力であろう。

桑名は、実力もあり、地位や名誉そしてお金もある。だから周りの者も彼の行動に、本心はどうあれ合わせていくことになる。まあいわば社長のわがままに似ている(苦笑)

一方 サクラは、新入社員。それでもって、入社式早々「なんでも意見があれば言ってくれ」という社長の言葉を真に受けて、社長のスピーチのダメ出しをして、周りの空気を凍らせる。

その後も同期や上司を巻き込んで、正論と信念で突き進む。

彼女に悪意はない。

ただ、不文律のルール(世の中の矛盾)というものを、その度破っていく。桑野のように、力があれば、それが新たなルールとなり、時代は変わるが、無力の者がそれをやると、その度に非常に大きな代償を個人が払う事になる。左遷あり。いじめあり。それを見ている我々は、胸が痛い。

しかし彼女が夢を語る時、胸が熱くなる。夢を真っすぐ見て、行動している彼女に勇気づけられる。それぞれに重ね合わせて。

 

時代という空気が大きく変わる時に、空気を読まない人が出て来て世の中を一気に次の時代に進ませる。ダビンチ、モネ、セザンヌ、ピカソ、マチス、モーツァルトなどなど。

自分を信じて、空気を読み過ぎるな!そして、ルールを変えられる実力を持て!

そして混乱の今の時代 忘れかけていた何かを2人に学んでいるような気がする。

 

今回の学び「さまざまなこと思い出す サクラかな」

 

おまけ

ああ、まだいた空気を読まない人 ドクターXの大門未知子、相棒の杉下右京!

 

 

はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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