haruyama: 2011年2月アーカイブ

ナポリのジョーク!?

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治山です。先日マリオバレンチノの社長、ビンチェント・バレンチノさんとお会いしました。

まさに陽気なナポリ人。昨年、私がイタリアへ出張した際にもお会いする機会があり、今回久々の

再会でした。

バレンチノさんはナポリの話を始めると止まらない。大きな目をキョロキョロさせて陽気に

明るく話す方です。昨年お会いした際は、約3時間半の食事の間中、ほとんど一人でしゃべりっぱな

し。サッカーで言うとボール支配率97%くらい(笑)

ナポリの歴史から、ナポリの文化、ナポリの食事などなど、まさにプロフェッサーのようでした!

また、バレンチノさんは大の日本好きで初来日は17歳の時だそうです。

そんなバレンチノさんとの再会で思い出した、ナポリについて昨年現地で聞いたジョークを

一つお話したいと思います。

 

ナポリは風光明媚で素敵なところですが、犯罪率が飛びぬけて高いらしく、スリやひったくりが

もの凄く、何年か前の統計ですが、イタリア全土で年間300万件。イタリアの人口が6,000人

だから20人に一人は何か被害に遭っている計算。ただしこれは届出の件数で、実際はもっと多く、

南部では特にひどいそうです。

話を元に戻すと、ナポリでは特にローレックスが人気。その手の人から見ると本物か偽者かが

数メートル先から判断でき、本物だけが狙われるらしい。まさにプロ。

 

あるアメリカ人が車でナポリに来た際、運転席の窓を開けて走っていた。その左手にはローレックス。

すると後方からバイクが来て、いきなり手をつかんで、ローレックスを抜き取ろうとした!驚いた

アメリカ人が振りほどこうとしても振りほどけず、車はそのまま走っている。

助手席に座っていた友人が彼の手を引き戻そうと加勢した。しかし、その友人の手にも運悪く

ローレックス。そうするといきなりバイクの後に座っていたもう一人が、友人のローレックスを取ろうと、

走っている車とバイクで4つの手が錯綜。映画さながらのバトル。

 

そうこうしているうちに、後からノーヘルメットの人相の悪い一人がバイクで追いかけてきた。手には

なんとピストル。アメリカ人は身の危険を感じて、ローレックスをあきらめようとした瞬間、なんとその

人相の悪い人は警察バッジを見せた。

2人乗りのバイクはそのまま逃げ去った。

 

話はまだ続き、その後、事情聴取のため、ナポリの警察署に連行さ、その警察署の駐車場に車を

止めて建物に入ろうとした瞬間、警官が一言、「君たちの車の中のスーツケースも全て持って入って

くれ、危ないから。」と。

「ちょっと、ここは警察署の敷地内の駐車場でしょう?」と言うと、警官がさらに一言、「ここはナポリ

だから。」

 

バレンチノさんがいくらナポリは良いと言っても、ちょっと行くのをためらう私でした。

 

/治山

はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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