寿司考察

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先日オバマ大統領が来日した時に、安倍首相と行ったという 「すきやばし次郎」 に行ったことがある。ただし、食べたことはない(笑)

何年か前のテレビの番組でこの店の特集があった。当時 次郎さんがすでに80歳くらいで、
失礼ながらとにかく現役の時に一度は!ということで、いそいそと昼ご飯を食べに行った。
少しくらい贅沢をしても、国宝級といわれる腕前を一度は!と勇んでいった。
と言いながら昼ですが(苦笑)

まあ、昼なら高くても数千円?という甘い考えは、店の前に出されていた値段表で一気に叩きのめ
された。当時ランチが何と2万5,000円だったと思う。
それを見て、「マジで!」と何度も桁を確認して、「さすがに・・・。」と逃げるように去って行ったチキンな
私を思い出す。

負け惜しみではないが、庶民を代表させて頂くと、これはいくらなんでも高くない?
(のちに聞けば、昼も夜も同じメニューで同じ料金だと)

寿司とは江戸時代は、中盤以降庶民の食べ物になり、江戸のファーストフードとも呼ばれたらしい。
風呂上りに時代劇でよく出る二八そば同様、寿司屋台も多くあったらしい。
江戸っ子は、銭湯帰りに寿司屋台によってちょっとつまむ!そんな感じだったらしい。
だから寿司を、手でつまんで食べるのは、風呂帰りできれいな手で食べる。手による触感も同時に
味わったことに由来するとも言われている。

 もう一つ、紫、いわゆる醤油もできるだけ汚さずに食べることが、粋。 だから本来はネタの方に
少しつけて食べる。ご飯もばらけないし、ちなみに刺身でも同様で、刺身でわさびを包んで食べる。
この方が風味も活きるし、醤油も汚れないというらしい。

 さて、寿司に戻ると、先日そんな江戸で気のおけない連中と、しこたまおいしい寿司を食べる機会
があった。その店は昭和21年から続いている老舗。女子アナや芸能人やマスコミ関係の方もよく
来るという名店である。

 しかし一歩店に入ると、伝統を感じるが、肩ひじ張らず、すごく打ち解けた雰囲気の店、
カウンター奥には、これぞ寿司職人!といえる親父さんと、大変美人のおかみさん。
江戸前のネタを肴に飲んで喰っても、一人何万円もする訳でもなく。
これぞ我々の寿司というありがたい店である。

 先日のオバマ、安倍首相トップ対談では、安倍さんがいくらフランクに話しかけても、オバマは、
ビジネスライクな姿勢を崩さなかったと報道にあったが、それではいくらおいしい寿司を食べても
美味しくないわな!本当に生涯で一番おいしかったと疑いたくなる。
 その点、先日の寿司はうまかった!

やっぱり、食事は気が合う仲間とワイワイやりながら楽しく食べるのが最高!
マクドナルドでダベッている女子学生を見てごらんなさい。本当に楽しく、おいしそうにマックを
頬張っている。これが食の味わい方だと思う。何を食うかと同時に、誰と食うかでしょう!

旨い(うまい)! 寿司というのは鮨とも書く。 
この魚へんに「旨」という漢字は、旨(うま)いから来てるのか、指から来ているのか、
たぶん両方と思います。


治山



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はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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このページは、haruyamaが2014年5月19日 11:11に書いたブログ記事です。

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