笑っていいとも 最終回 ①

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遅ればせながら、「笑っていいとも最終回3時間拡大スペシャル!」を見た。
今更っていう声が聞こえそうだが、ビデオにとっていて見る機会を逸していた。
そこまで、見たい!という気持ちもなかったのが本音。
正直、ここ何年、いやここ何十年もまともにこの番組を見ていなかったが、最後ということでとりあえず、
ビデオにとっていた程度だった。

まあ、消化試合的に軽い気持ちで、いつものように一倍速で見ていたのだが、(大体僕は一倍速で
ビデオは見る(苦笑)) 途中から、普通の再生に戻し、前のめりになっている自分がいた。

「申し訳ありませんでした!軽んじていました。やはり、後にも先にも二度と出ない番組でした。」
それが3時間スペシャルを見終わった時の感想です。
 とにかく出演者がすごかった。日本アカデミー賞でもここまでの豪華メンバーは不可能というほど、
会場のゲストも出演者もお笑い系にとっては夢のようなフィナーレだった。
見ていない人本当に「泣いていいとも!」です。

当日のすごさをかいつまんで言うと、
最初のゲストは、お約束の吉永小百合(しかしこれは中継で、どんまい!) タモリは盛り上がる。

続いてさんまちゃんの登場!
さんまとタモリによるオールドファンには懐かしい丸テーブルでのアドリブ合戦。
学生の頃、金曜日のこのコーナーを心待ちにしている自y分を思い出した。
これが全盛期を彷彿とさせる最高のトークでおもろい!
何十年ぶりのネタの貯金を全ておろすように時間が過ぎてもお構いなしで続く。
たぶん15分くらいの予定だったと思うが、二人のダイナマイトトークは、20分過ぎても、30分過ぎても
止まらない終わらない。
見てる我々も、終わってほしくないと本気で思った。それほど至極の時間掛け合いだった。

本当にこのまま番組の最後まで行くんちゃうんやろな?と思った直後、
「いつまでやってんねん!」とこの日予定していた芸人達が乱入!このメンバーがすごい!
ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、爆笑問題、ナインティナイン、少し遅れてとんねるずも。

さんまを筆頭にこれらの10人ほどのメンバーが、一つの舞台に、そろい踏みして立つこと自体が
ミラクル。
例えて言えば、紅白歌合戦のラストに出演者みんなで歌う「蛍のひかり」状態。
ただし全く違うのが舞台上でこのメンバーが繰り広げるもみくちゃの頂点争い。
このメンバーで黙っているはずがない。誰が一番目立つかと、それぞれの経験と才能と意地をかけて、
まさにお笑いバトルロワイヤル。
それを見守る会場の100人ほどの芸能人が、もう完全に観客になっている。
だれ一人、ボケも突っ込みを入れることさえできない壮絶お笑いデスマッチ!

このすごさを物語る一言に、飛ぶ鳥を落とす若手芸人が「こんなすごい連中の中に入ってやっていく
自信ない!」と言わしめたほど。
収拾しようとスマップの中居君が入るが、さらに混乱は深みに。

で、主役であるはずのタモリはどうしていたのか?
目の前の血で血を洗う芸能界の縮図を、冷静にかつ楽しんで見ていた。
自分の番組で、自分が主役であるはずなのに、その存在をぎりぎりまで消してる。
主役であろう自分が出ないことにより、より芸人たちが主役争いをする。
まさに総合プロデューサーであり、総監督のように、あるいは一歩離れた悟りを開いた禅僧に
見えた。

まさに、このスタンス、自分以外を常に主役にする。これがタモリのタモリたるゆえんなのだとうと
再確認。これが32年間時代を引っ張りつつ飽きさせず続いた秘密だろうと思った。
この芸人バトルは、まさにテレビ史に残る名場面だった!
見ていない人はネットでもぜひ!

その混乱は、なんとかおさまり、いよいよ現メンバーによる(50名くらい)タモリへのお別れの
セレモニー。
これがまたいい。
会場の観客は、バトルロワイヤルで「笑涙!」した後に、今度は「感動涙!」で包まれた。
しょっぱなのベッキーから号泣しながらのお別れの言葉に始まり、何十人もの芸人が続く。
やっぱり「いいとも」は凄かったんだとこの日何回も思った。

/治山

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はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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このページは、haruyamaが2014年5月31日 09:45に書いたブログ記事です。

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