その3

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緒に飛行機に乗るメンバー15名くらいと小型バスに乗って、5分くらい離れた飛行場へ。もう後戻りは出来ない

 

簡単な飛行場には、数機のセスナがあった。

さあ、いよいよかとさらにテンションは上がり、身体より先に、気持ちはすでに上空に達している。不思議と怖さや不安の影は全くない。今日の雲一つない天気のように。

ワクワク感が、そのマイナス部分を全て消し去っているよう。

これは、仕事でもよくあること。そのたびに辛酸も舐めているが・・(苦笑)

 

セスナに乗り込む、よく戦争映画に出るようなもの。狭い機内は座席もテーブルもなく、コンテナの内部のよう(窓はあるが)。むき出しの床に15人ほどがザコ座り。広めのドアから、次々と乗り込む。兵士のように。(そこまでカッコよくないかww)

つい先ほど、初めて会ってろくに会話もしていないメンバーが、同じセスナに乗り込むというだけで、不思議と仲間意識が芽生える。ワンチーム、ワンチーム。

全員が両足を「く」の字状に、ストレッチのように広げて座り、その「く」が「くくくく」と重なるように相手の胸に背中を押し付けて座る。15人くらいが2連で。

もちろん、シートベルトはない。

満員電車の座り版?で、一体感はさらに高まるが乗り心地はいいものではない。僕の後ろは例のロシアコーチ。横のフランス人のおばさんは、緊張しつつ苦笑い。

 

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さあ、セスナは、プロペラを全開で回し、スピードを上げて一気に離陸。驚いたのは、ドアを開けたまま、飛び立とうとする。

「落ちたらどないすんねん!」と思った直後、「ああ、俺たち落ちるために行ってんだよね。」と苦笑。

 

「く」の字集団の不安と期待を載せて、飛行機は、空へのぼっていく。

この後にあるのは、くろうか、くのうか?

つづく


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はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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このページは、haruyamaが2020年2月 9日 12:46に書いたブログ記事です。

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