haruyama: 2010年7月アーカイブ

面白いマンガ

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治山です。

また漫画ネタかと思われるかもしれませんが、先日子供に勧められて読み出した本が、

「鋼の錬金術師」。

これは面白い。

ストーリーの展開が、たぶんアガサクリスティーのようにラストをまずイメージして書き出している

ような気がします。

というのも、無駄なストーリー展開がほとんどなく、読み進めるうちに、ああこれはこれにつながる

伏線だったんだなぁと思われることしきり。

例えて言うと、ほとんど全てのエピソードが、まさに全ての電車が東京に向かって張り巡らされた

線路のように終焉に向かっていくごとくつながる。見事です!

 

そもそも勧められて読み始めるのに相当長かった。というのも(忙しいのもありますが)

錬金術師というのが、中世かその時代の歴史物語位に思っていました。

それが時代は未来、ストーリーとしては、勧善懲悪感動冒険ヒューマンストーリー、もちろん

アクションシーンもお約束どおりという盛沢山な感じです。

 

さらに、個々のキャラが非常に立っていて(人気漫画の不可欠な要素)その動きを細かく

追っかけている。

ジャンプやマガジン、サンデーと言ったメジャーではない雑誌からここまでヒットさせたのも

そのストーリーの高さゆえだと思います。

また、こういったものにはありがちな、人気が出るとエンドレスに続くのではなく、もう雑誌では

終わった(?)ようです。

潔し。

お勧めの逸品ですので、ぜひ機会があればみなさんも読んでみてはいかがでしょうか。

/治山

登山での感動

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治山です。

先日、登山をしてきました。と言っても私はそういった趣味はない故、本格的にされている方に

とっては、山歩き程度と思います。遭難の心配も全く無い山ですし。

それでも朝の6時に登山口を出発して、そこに帰ってきたのが夜の6時、昼食、休憩を挟みながらも

12時間も歩き続けていました。

友人の社長たち計6人で、登山というよりもっぱら精神修行の要素が高いものでした。

とにかく歩け歩け、最初はみんな気分良くピクニック気分で(大雨の中)歩いていたのもつかの間、

1時間、2時間経つ内に無言になり、そして修行と変わりました。

その中でも大きな感動が3つありました。(実は数限りなくありましたが、誌面の都合もあり(笑)

あえて3つとさせていただきます。)

 

1つ目は苔の感触、水の感触。いわゆる景色はガイドブックである程度紹介されており、プロが撮った

写真は、現物以上に素晴らしいものもあります。(例えば居酒屋のメニューの写真と現物の差を想像

していただければ分かると思います。)

しかし、実際の感触、体感はその場で経験しないと分かりません。僕にとってはあのうっそうと生えて

いる苔を触った時の感触。例えて言えばちょっと長くカットしたベントグリーンのやわらかい感触です。

ほわっと柔らかい手の感触が身体を優しくしてくれました。そして水の味。手ですくって飲んだ湧き水

の冷たさと素直さ、水が身体中にしみこんでいく感じでした。

 

2つ目はモンベル製のすごさ。

みんな社長連中ですから、とにかく道具に凝る。登山口までのバスは道具自慢でした。

まるでゴルフのクラブ自慢、釣りの竿自慢のごとく。

その中で(私もそうですが)モンベル製のゴアテックス素材の靴とカッパを用意していました。

当日は朝から雨。もちろんみんなモンベルの雨対策の完璧ないでたちでスタートしました。

土砂降りの中で何時間歩いても全く中は濡れない、さらに中の熱を放出して蒸れない。軽い。

山登りのニーズに痛いほど応えてくれている。これは、「一回これを経験すると次も必ずモンベル+

ゴアテックスになるよね。」というのは正直な感想でした。例えて言うなら、山登りのリッツカールトン

!!といった感じでした。

さらに付け加えて言うと、山登りは道具!用意周到は身を助けてくれる。道具に何度助けられたか

分からない。

 

3つ目は、これが一番の感動でしたが、一緒に登った体重100キロ(本人いわく99.5キロ)の友人の

1人が、途中リタイアしかけました。はたで見ても歩いていると言うより、足を引きずっている感じで、

見ても痛々しい。気力体力をフルに使って、みんなで励ましながら頑張っていたのですが、

「もうだめ。」と言ったとたん電池が切れるように止まってしまいました。

足をたたいても、揉んでも復活しない。まさに限界を超えた様子でした。

6人みんなで登ろうと言ってスタートしたので、みんなが必死で励ましたのですが、彼の姿を見ると

もう気の毒で「頑張れ」とも言えません。

もうここで待っていてもらい、後の5人で登り、帰りに行くしか選択肢がないと思った瞬間。

ガイドさんの1人が、たすきみたいなものをザックから取り出しました。そして彼の足にその紐を掛け

始めました。何が始まるのかと我々が見守る中、「よいしょ」っと、なんと彼をそのロープ一本で

おぶったのです。

ガイドさんはちなみに体重50キロ程度。その彼が100キロの人をおぶったのです。

そして彼をおぶったまま、激しい崖を進みました。

彼を持ち上げた途端、我々から「おー」というどよめきが、そして崖を進み出したときには、何か

信じられないものでも見ているようで言葉を失いました。

後から聞いてみると彼は現地のレスキュー隊の隊長らしく、いわばプロ中のプロだったのです。

それにしても目の前で見ると感動以外の何ものでもありません。

そのおかげで、もちろんみんなでゴールし、感動と一生の語り草とともに帰ってきたのは言うまでも

ありません。

山と山男たちに思いっきりパワーと感動をもらった山登りでした。

/治山

 

「みらい工場」の見学

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治山です。

少し前になりますが、友達の工場を見学する為に今治(愛媛県)に行ってきました。

今年できた新工場、その名も「みらい工場」。

船などの電気関係の部品を作っている工場です。(私はこの分野はとんと素人です。)

空港から車に乗って工場に行きました。

工場が近づくにつれ、その外観を見て思わず、眼が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

(点の列挙)

なんじゃこりゃ!!という印象でした。

 

外観はウルトラセブンのフォーク2号(うら覚え)か、巨大な鉄の扇子。

どう表現したらいいのか分からない建築物でした。ネットで「渦潮電機のみらい工場」で検索して見て

もらったほうが分かると思います。百聞は一見に如かず。

 

さらに中に入ってびっくり、入口から始まって建物内にはさまざまな絵が飾られていて、(社長の趣味

とのこと)美術館風。

また、エスカレーターに乗って、オフィスフロアーの階のドアが開くとストーンと直線に伸びた通路が

未来へのロードのように伸びている。まさに近未来。

そして一角には海外のお客様用に茶室まである。美術と近未来の融合。

この凝りようは半端ない。「いくら社長でもここまで好き勝手にやっていいの?」という考えなどはさむ

間与えずこだわりの連続。

 

しかし、社員の方ににいろいろとお話を聞いていくうちに、この工場の真意がわかってきました。

「この工場で働けているのが幸せです。」「毎日会社に来るのが楽しくなりました。」

「親も見に来ました。」全ての社員の方が、すごくモチベーションが上がった。と言う声にあふれ、

社員も笑顔笑顔の連続。

なるほど、自分の為ではなく、働く従業員の為に作ったのか・・・そう考えると社員食堂なども

素晴らしかったし。

「未来」は従業員とともに作るんだなとあらためて「(みんなで)みらい(をつくる)工場」の意味を

かみしめた私でした。

/治山

はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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