haruyama: 2012年7月アーカイブ

治山です。

以前にこのブログでも書きましたが、「萩原 浩」を読み続けています。

この人、相変わらず一押しです。

そして、「明日への記憶」以来、今再び時の人になっています。嬉しい限りです。

そのきっかけは、水谷 豊さん主演の映画「HOME」。

萩原さんは、この作品の原作者、原作本のタイトルは「愛の座敷わらし」。

これは、すごくいい。 失礼、この作品「も」すごくいい。

萩原さんの得意とする家族ネタ。今回の飛び入りゲストは「座敷わらし」、まあ、崩壊寸前の家族が

このひとつの不純物の参加で絆を修復していくという(失礼だけど)ありがちな設定。

しかし、そこは稀代のストーリーテラー萩原さん、涙あり笑ありで映画を見るごとく一気に

クライマックスまで楽しめる事間違いなし。LEDではなく、こころにポッと昭和の電球のような

温かい明かりが心にともります。

 

そして、この「愛しの座敷わらし」以上に我が愛しの作品が、「ハードボイルド・エッグ」、

「サニーサイド・エッグ」シリーズ。

少し前の作品だが、これは掛け値なしで、はまります。

個人的な意見を言わせてもらえば、こっちの作品もぜひ映画化をお願いしたい。

 

この作品のウリが、表紙の帯にあるように、「なけなしの勇気とへらず口」

ハードボイルド、探偵小説というジャンルであるが、この作品の一番の楽しさは、トリックのどんでん

返しやハードボイルド的なハラハラ感がではなく、とにかく最上のへらず口、

ツボにはまると相手がヤクザだろうが、警官だろうが、へらず口をたたく。

その心意気やお見事!しかし、一点、美女の前ではへらず口が、無口となる。

まさに硬派、ハードボイルド。

自分がぼこぼこにされたあとに一言、「人の前に唾を吐くのは、別れ話を持ち出された女だけかと

思ってたよ。ハンカチを貸してくれないか。レースのついたやつでもいいから。」

もちろんへらず口ばかりではない、グリコのおまけのように人生の教訓も

「ただ今日を生きていくだけ。未来を恐れなければ、毎日はそう不幸せなものではない。」

 

座敷わらしが読書後の心に温かい明かりがともるなら、こっちはハートにズドンと32口径の

「指」鉄砲の弾を撃ち込まれたような感じで笑いと勇気をもらえます。

さらに萩原作品ゆえに、お約束のホロッと温かい、心の暗闇にマッチの火でわずかにふっと

灯がともるような感じです。

ちまたで流行っているワイルドだぜぇ、以上に最上探偵、ワイルドだぜぇ!

ぜひ、みなさん一読を。

 

/治山

 

P.S:この場を借りて、この続編がないのが非常に残念でしょうがないと思っているなは私

   一人だけではないはず、萩原先生ぜひ続編をお願いします!

 

 

治山です。

赤坂に「HALSUIT2号店」がオープンしました。

オープニングセレモニーには、報道陣他、たくさんの人が集まってくれました。

 

このお店のコンセプトは、以前 一号店の時に書かせていただきましたが「モノからコト。」

今、世の中を見渡せば、「断捨離」とか、「捨てる技術」とか、とにかく余計なモノを持たずにシンプル

に生きましょう!的なメッセージに溢れています。

私の友人の家に遊びに行ったら(子供もいる)、驚いた。

 

本当に各部屋がホテルかスタジオ、あるいは引越しの荷物がまだ届いていないの?(笑)

(すでにそこに住んで何年も経っている)と見間違うぐらいシンプル。余計なモノがない。

IKEAのショールームの方がもっと生活感があるだろう(笑)と思っています。

「すごくすっきりしているね。」と私が言えば「そう、カミさんも余計なモノは買わないし、いらない

モノは捨てるんだよね。余計なモノを買うと部屋がきたなくなるから。」

おっしゃる通りであるが、まさに我々小売業には厳しいコメント(笑)

 

話は戻りますが、こういった極端な例は別にして、今まさに世の中はモノ余りの時代。

その中でいかにモノを買っていただくか?その答えを見つけたくてHALSUITプロジェクトを

始めました。

ドラッガ-ではないが、歯ブラシを買う人は、歯ブラシを買いたいわけではなく、健康な歯を買いたい

のだ。ドリルを買う人は、ドリルを買いたいのではなく、穴を開けたいのだ。

リクルートスーツを買う人も、内定を買うんだ。と。

そう考えると、我々のお店に来られるお客様も、スーツを買いに来られているのではなく、かっこ

よくなりたいからとか、仕事が成功したいから、今以上に快適に仕事をしたいから来店されている

のでないか?

 

単にスーツを勧めて売るだけでは、それは実現できない。お客様と一緒になって、本当に似合う

スーツ、お客様の魅力を最大限に引き出すスーツ、お客様の目的を達成させるための着こなし。

これをプロの特別な訓練を受けた店員がお客様と一緒に相談しながらお薦めするショップ。

たとえて言えば、主治医やいつも行くお気に入り理髪店みたいな存在を実現しようとしています。

 

中で働いているものは、まさにスタイリスト兼カウンセラー。お店のコンセプトは「なりたいあなたに

なれる店」

赤坂見附の駅の近くに、オープンしました。

興味ある方は、お気軽に彼らに自分のなりたいイメージをご相談下さい。

あなたの人生がより良い方向に進むかも・・。

 

治山/

 

 

 

はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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