haruyama: 2013年8月アーカイブ

「つばめ」に乗って

user-pic
0

岡山から熊本まで、新幹線「サクラ」で行くつもりが、乗り遅れて次の「のぞみ」に飛び乗った。

そこまでは良かったのだが、博多についてすぐに、停車中の「ツバメ」に慌てて駆け込んだ。

 

動き出した車内で、スマホにて熊本到着時間を確認すると、なんと後発の「さくら」の方がよっぽど

早く着く。

じぇじぇ。「ツバメ」って各駅停車だったのか。(涙)

冷静に考えてみたら、本州の新幹線で言う「のぞみ」と「こだま」の関係。

全く知らなかった。

ここで教訓① 『冷静さを欠いて、周りを見ずにいきなりアクションを起こしても結局は非効率になる!

焦らず周りを見よう!』

 

悔しいので、いまツバメでこのブログを書いている(苦笑)

さあ、乗ったことのない方、またこれから乗ろうとする方の為に指南を始めましょう。

 

一言 よく出来ている。ホント 「ツバメ」って、よく出来ている。

通常の乗りなれている東海道新幹線と全く違う。

この電車のテーマはとにかく「和」!

わっと驚いたという親父ギャグをかませつつ、電車と共に先に進みます。(苦笑)

まず、トイレエリアに行って驚く。(これは和だけはでなく様式もありますのであしからず(笑))

 

洗面台の仕切りは、東海道ではカーテンだが、なんと縄のれん。赤ちょうちんかよ!

いきなりの先制パンチ。大きいトイレの壁には、なにやら浮世絵風な絵が掛かってある。

江戸?

そして電話コーナーの仕切りは、紺の染め物ののれん。「のれん」と言っても電車には乗っている、

とまたまた親父ギャグをかましつつも、時速200以上で先に進みます。(笑)

それにしても、この連結部分、妙に落ち着く。

その理由は、先ほどの和の調度品かつ、エリア全体の色調は柔らかさ。

明かりは、ろうそく的で温かく、壁紙は漆に近い上品な黒に玉模様、そしていたる所に木を

使ってある。これが効いている。落ち着く。まだ「うちに着いていないが落ち着く」と、

恒例の親父ギャグ第三弾!すみません、もうやめます!

 

座席に戻り思ったのは、

この列車はたぶんシニア対応、もしくは外国人対応ではないか?ということ。

座席は、幅がゆったり過ぎる席が通路に2つずつ。(のぞみは2の3で計5席)

マツコデラックスは無理にしても、松村邦明なら何とか座れそうなくらいゆったり。

席は、木目の背もたれにシートは深緑に「つた」のデザイン。(ちなみに他の車両に行ってみると

えんじと紺の色、車両ごとに違った。)

 

これは椅子というより、ひじ置き付き座椅子を彷彿させる。

(座椅子と違うのは、もちろん頭の高さまで椅子があるということ。この頭のクッションが気持ちいい。

テーブルは(のぞみのように)前の椅子の背もたれについているのではなく、ひじ置きからテーブル

が出るデザイン。

出してみた。ちょっと小ぶり?と思ったが、周りを見て、驚いた。じぇじぇじぇ。

 

2人で座っている老夫婦、その席の真ん中にハートならぬ半円のお盆がある。

よく見るとお互い中央のひじ置きから4分の1の円のテーブルをそれぞれ出している。

そうすると4分の1の円テーブルが重なり、綺麗な半円が出来ている。

ちょうどピザの4分割を2つ足したような感じ。なにか2人の距離感が縮まっている気がする。

その木目のテーブルの色は柿色。ゆったりするなぁ。

 

さらなる気づきは、パソコンの電源がない!もちろんネットも繋がらない!

そりゃそうだわな、僕みたいな出張者以外パソコンを取り出して、パシパシ打たないわな。

ゆっくり旅を楽しむ列車。恐れ入ります。

 

教訓② 『失敗しても、それを取り戻すことはいつでも出来る。人生はまさに旅そのもの。』

 

さてさてこうしているうちに、短い旅も終わり、もうすぐ熊本に着く。

充分、ゆったり、まったりいい気分で乗ってきたが、いきなり仕事モードに切り替えられるかな?

このまま旅を続けたいという衝動に後ろがみをひかれつつ下車。(苦笑)

 

最後の感想、ビジネスマン泣かせの電車です。くまったもんだ!くまもん!(苦笑)

 

/治山

偉大な方との出会い②

user-pic
0

私    「なぜ、王監督はそんなに何でも良くご存じなのですか?」

王監督 「選手時代から、常に好奇心があった。ホームランを打ってもこれで終わりではなく、

      もっと上手く打てる方法、もっと成績を残せるためにはどう改良すればいいかを、

      常に考えていた。何より、今日よりより良くなる方法を飽きることなく考えていた。

      つまり、何においても考える癖がついているのかな?

      その癖でしょうね、現役を引退した後でも、何にでも興味があるのです。いろんなことを

      深く知ってやろうという好奇心が人一倍強いと思います。好奇心、向上心がない選手に、

      進歩はないし、名選手にはなれない。これは野球人以外にも言えますね。」

 

私    「集中力はどうやって培うのですか?」

王監督 「集中力がないとは、まだまだそれに興味がないだけ。興味があることは、自然にのめり

      込む。興味を持たせるようにするのは、指導者の役目。」

 

私    「ではどうすれば、興味を持たせることが出来るのですか?」

王監督 「出来ない事を(自分の力で)出来ると経験させること。出来なかった事が出来るように

      なると、面白くなって、もっと上手くやりたくなるのが人間。答えは教えず、そのきっかけ

      づくりをしてあげることも指導者の役目。」

 

私    「プロ野球のコーチでも、ゴルフのコーチでも、人のスイングを見て一瞬で、その問題点を

      見抜く。本当にそんなことが出来るのですか?」

 

王監督 「私の場合は、軸がしっかりしているかどうかを一番に見る。良いスイングは軸がしっかり

      している。いいホームランを打ったバッターの写真を見ると、重ねると全て同じに見える。

      つまり軸がぶれていない。」

 

どうですか?

これは全て野球の話です。でも野球の話をしながら、実は人生や経営に通じる話になっていま

せんか?

そして、これを上からでも、下からでもなく自然体で淡々とお答えして下さる。ホームラン世界記録を

作られた時や、何年か前のWBCでの審判の誤審に対するお姿にも感動したが、こういった

グランドを離れた時の場外ホームラン的なお言葉に、同様に感動する。

やはり世界の王監督は只者ではないです。

 

さすが、生まれながらの「王様」は違う!

また、お会いできます日を楽しみにしています。

 

/治山

偉大な方との出会い①

user-pic
0

 野球人の中で尊敬する人はだれか?と問われれば、一番に頭に浮かぶのは王監督である。

以前ブログで書いた長嶋監督はもちろん大好きだが、(詳しくは以前のブログを。)

尊敬するとなると王監督が真っ先に上がる。

そして先日、その王監督にラッキーにもお会いする機会があった。

 

王監督は接したものが共通して分かる「人間としての偉大さ」がある。だからイチローも原監督も、

今回の山本浩二監督も王監督に頼まれたら嫌とは言えなかったと思う。

 

我々は王監督と接する時、世界一のホームラン王とか、ソフトバンクを何度も優勝に導いた名監督、

WBCで2連覇を成し遂げた指揮官として見てしまいがちだが、その肩書きを全てゼロにして、接した

としても(そんなことは実際無理だが)99.9%の人がその偉大さに一目置くだろう。

残りの0.1%? それは監督時代に王監督に生卵をぶつけた人くらい?

 

アメトークでその時のエピソードが紹介されていました。

監督時代、連敗が続いたある日、試合直後 心ない人に生卵をぶつけられた時の事。

世界の王さんが生卵をぶつけられた瞬間、周りの空気が凍りました。

まわりにいた博多の熱烈なファンの野次が絶叫に変わったようでした。

 

その中で王監督は一人冷静に「ありがたい。生卵で良かった。ゆで卵だと大けがをしていた。」

的なコメントが紹介されていました。常人ではとても出来ないコメントです。

 

子供のような年齢の私が言うのもなんだが、監督とお会いして感じることは、「本当の偉人という

のは、こういう人なんだろうな」ということ。

偉い人なのに、偉ぶらない。

誰に対してもソフトに (これは別にソフトバンクとは関係ありません(笑))

温かく、謙虚。

 

さらに王監督とお話させて頂き、驚くのはその知識の深さ。

政治についても、国際情勢についても、あるいは経済についても、何をお聞きしても、ズバッと

問題の本質をとらえ、クリーンヒットもしくはホームラン級の答えを返していただけます。

一つの道を究めた方は、何を語らせても一流とは良く言ったものです。

 

いくつか挙げてみましょう。(次回へ続く)

 

/治山

 

 

はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

関連ホームページ

カテゴリ

月別 アーカイブ

このアーカイブについて

このページには、haruyama2013年8月に書いたブログ記事が含まれています。

前のアーカイブはharuyama: 2013年7月です。

次のアーカイブはharuyama: 2013年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。