「つばめ」に乗って

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岡山から熊本まで、新幹線「サクラ」で行くつもりが、乗り遅れて次の「のぞみ」に飛び乗った。

そこまでは良かったのだが、博多についてすぐに、停車中の「ツバメ」に慌てて駆け込んだ。

 

動き出した車内で、スマホにて熊本到着時間を確認すると、なんと後発の「さくら」の方がよっぽど

早く着く。

じぇじぇ。「ツバメ」って各駅停車だったのか。(涙)

冷静に考えてみたら、本州の新幹線で言う「のぞみ」と「こだま」の関係。

全く知らなかった。

ここで教訓① 『冷静さを欠いて、周りを見ずにいきなりアクションを起こしても結局は非効率になる!

焦らず周りを見よう!』

 

悔しいので、いまツバメでこのブログを書いている(苦笑)

さあ、乗ったことのない方、またこれから乗ろうとする方の為に指南を始めましょう。

 

一言 よく出来ている。ホント 「ツバメ」って、よく出来ている。

通常の乗りなれている東海道新幹線と全く違う。

この電車のテーマはとにかく「和」!

わっと驚いたという親父ギャグをかませつつ、電車と共に先に進みます。(苦笑)

まず、トイレエリアに行って驚く。(これは和だけはでなく様式もありますのであしからず(笑))

 

洗面台の仕切りは、東海道ではカーテンだが、なんと縄のれん。赤ちょうちんかよ!

いきなりの先制パンチ。大きいトイレの壁には、なにやら浮世絵風な絵が掛かってある。

江戸?

そして電話コーナーの仕切りは、紺の染め物ののれん。「のれん」と言っても電車には乗っている、

とまたまた親父ギャグをかましつつも、時速200以上で先に進みます。(笑)

それにしても、この連結部分、妙に落ち着く。

その理由は、先ほどの和の調度品かつ、エリア全体の色調は柔らかさ。

明かりは、ろうそく的で温かく、壁紙は漆に近い上品な黒に玉模様、そしていたる所に木を

使ってある。これが効いている。落ち着く。まだ「うちに着いていないが落ち着く」と、

恒例の親父ギャグ第三弾!すみません、もうやめます!

 

座席に戻り思ったのは、

この列車はたぶんシニア対応、もしくは外国人対応ではないか?ということ。

座席は、幅がゆったり過ぎる席が通路に2つずつ。(のぞみは2の3で計5席)

マツコデラックスは無理にしても、松村邦明なら何とか座れそうなくらいゆったり。

席は、木目の背もたれにシートは深緑に「つた」のデザイン。(ちなみに他の車両に行ってみると

えんじと紺の色、車両ごとに違った。)

 

これは椅子というより、ひじ置き付き座椅子を彷彿させる。

(座椅子と違うのは、もちろん頭の高さまで椅子があるということ。この頭のクッションが気持ちいい。

テーブルは(のぞみのように)前の椅子の背もたれについているのではなく、ひじ置きからテーブル

が出るデザイン。

出してみた。ちょっと小ぶり?と思ったが、周りを見て、驚いた。じぇじぇじぇ。

 

2人で座っている老夫婦、その席の真ん中にハートならぬ半円のお盆がある。

よく見るとお互い中央のひじ置きから4分の1の円のテーブルをそれぞれ出している。

そうすると4分の1の円テーブルが重なり、綺麗な半円が出来ている。

ちょうどピザの4分割を2つ足したような感じ。なにか2人の距離感が縮まっている気がする。

その木目のテーブルの色は柿色。ゆったりするなぁ。

 

さらなる気づきは、パソコンの電源がない!もちろんネットも繋がらない!

そりゃそうだわな、僕みたいな出張者以外パソコンを取り出して、パシパシ打たないわな。

ゆっくり旅を楽しむ列車。恐れ入ります。

 

教訓② 『失敗しても、それを取り戻すことはいつでも出来る。人生はまさに旅そのもの。』

 

さてさてこうしているうちに、短い旅も終わり、もうすぐ熊本に着く。

充分、ゆったり、まったりいい気分で乗ってきたが、いきなり仕事モードに切り替えられるかな?

このまま旅を続けたいという衝動に後ろがみをひかれつつ下車。(苦笑)

 

最後の感想、ビジネスマン泣かせの電車です。くまったもんだ!くまもん!(苦笑)

 

/治山

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はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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このページは、haruyamaが2013年8月26日 15:14に書いたブログ記事です。

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